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2019年4月27日 ブログを移行いたしました。

http://kenshirokano.x0.com/kenshiro-kano/

過去の投稿や頂いたコメントも含めて全て移行しております。

今後の記事は新ブログのみに書いて参りますので、ブックマークをされている方は変更をお願いいたします。

以下本文です。

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私がこのブログを書き始めるきっかけとなった、辞めた会社の人間による私の逮捕新聞記事の拡散。

それは昨年2月のことで、当時の詳細はこちらの記事に書いてあります。

http://kenshirokano.blog.jp/archives/10881701.html

この一件があって、関係者や地域の方々にご迷惑をお掛けしたため、次回の参加は辞退しようと思っていました。

ところがその矢先、関係者の方々の温かいご配慮により、今年の文化展にも参加させて頂けることになりました。

その流れの一部始終は、こちらの記事に書いています。

http://livedoor.blogcms.jp/blog/linerunner68/article/edit?id=12254854

そして今年も、その文化展の時期がやってきました。


今回も何かしらの嫌がらせをされるのだろうかと思っていましたが、結論から申し上げますと、今年は何も起こりませんでした。

実行委員会の方で、ネットに公開する広告には出展者の実名を記載しないよう配慮して下さったようで、ご迷惑をお掛けしてきたにもかかわらず、親切なご対応には頭が上がりませんでした。

関係者の方の中には、今年もそのようなことがあるなら警察に相談した方がいいと言ってくれた人もいました。

しかし警察が執行猶予中の犯罪者に対して親身になってくれるとは思えないし、嫌がらせの犯人探しをしたところで、私の人生に何かプラスなことが起こるとは思えませんでしたので、そのお気持ちだけ受け取らせて頂きました。


未だに仕事に就かず、空虚な日々を過ごしている私にとって、文化展の展示用に作品を作るのはさほど難しいことではありませんでした。

今年展示したのは、このようなジオラマです。

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逮捕される前、会社を辞めた年の冬。


時間を忘れて北海道へ旅行が出来た時に見た、雪原を疾走する特急列車の美しい姿が忘れられませんでした。

あの頃の輝かしい思い出を立体で残すことが出来ればという、良い思い出なのか過去への未練なのか分からないものを、展示作品として製作しました。

鉄道の仕事に関わったことで体も潰れ、社会的にも潰される結果になりましたが、そんなことがあっても鉄道自体は好きなままであるのは、幼い頃から夢を思い描いていた対象であったからこそなのかもしれません。


展示用のガラスケースも地域の商店の方がわざわざ商品棚を空にしてまで貸して下さり、稚拙な作品にとってこれ以上ない舞台を用意して頂けました。

社会的に追放された人間が作ったものを、多くの地域の方に見て頂けたこと。

そして何より、それを大勢の方々に見て頂けるような環境を用意して頂けたことには、感謝してもしきれません。


この文化展は、現状の私にとって唯一の社会との接点なのかもしれません。

気付けば3年間の執行猶予も2年が経ちました。このような人間を温かく受け入れてくれた地域の皆さんのためにも、道を逸れぬよう、感謝の気持ちを忘れずに生きなければと思いました。



ところで、最近思いもよらぬきっかけからJR旅客会社の人と個人的に知り合う機会があり、私はその人に自分の過去をありのまま話ました。

鉄道関係者ということもあり、それを聞いて距離を置かれるかと思いましたが、彼は私を受け入れて下さる心優しい方で、旅客鉄道の現場の話も聞かせて下さいました。

会社は違えど共通した不満もあり、多くの話が理解できて、聞いていて懐かしい気持ちになりました。


その人に、昨年送られてきた嫌がらせの手紙を見せることにし、手にとって頂くと、多くの事実が明らかになりました。

もう1年が経ちましたので、昨年の文化展の際、私を陥れるために関係各所に送り付けられた手紙の内容を公開したいと思います。


手紙は役場、観光協会、文化展実行委員会の3箇所に送り付けられ、いずれも内容は同じ。郵便局の消印は全て変えてありました。

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手紙の中身は昨年の文化展の広告をプリントしたものと、私の逮捕時の新聞記事3新聞分を1ページにコピーしたものの2枚綴りでした。

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その両方の紙から、私の本名が載っている部分だけを黄色い蛍光ペンでマーキングした上で、封筒に入った状態で送られてきていました。


それを見たJRの知人は、この手紙の内容から何かピンときたようでした。


まず1つは、手紙の差し出し方が会社での事務作業に手慣れている印象だということ。

宛名を印刷して四角く切った紙を丁寧に貼付け、「御中」の一言まで付けるあたり、いかにもそういう気質の人間がやりそうなことだと言われました。

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2つめに、新聞記事のコピーが、明らかに当時発行された新聞紙を切り抜いたものであること。

印刷面に、新聞紙特有の黒いゴミが多数印刷されており、これは縮刷版などをコピーしたものではなく、明らかに新聞紙そのものから切り抜いたものであることが分かります。

これに関しては私も最初から気付いていましたが、要するに新聞が発行された時点で、それをすぐに切り抜くようなことをする人だったということです。

そうなれば当時から私の事件に感心を持っていた人間がやったことは明らかで、ニュースで私という人物自体を初めて知った人では、2ちゃんねるで誹謗中傷をするくらいの攻撃が一般的で、それくらいの距離感の人がわざわざ当日の新聞記事を3新聞社分も切り抜いて、ここまで手の込んだ貶め方をするのは考えられないということ。

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そして3つめは、この新聞の切り抜き方と、不自然な文字の消去痕。

この切り方は、新聞紙を切るという、普通の人が日常生活では滅多にしないことを普段からやっている人間の可能性が高いということでした。

そして知人の話によれば、会社では総務が会社に関連する新聞記事を切り抜くことをルーチンワークにしている可能性が高いと言われました。

もう一つの可能性としては、各労働組合が組合として保管するために同様の活動を日常的に行っていることもあり得るのではないかということでした。


そして、この機会に新たな事実として判明したのが、各記事の下部に、コピー時に付いたゴミとしては不自然な文字の消去痕が見られるということ。

これは私には気付けませんでしたが、仕事として新聞記事のスクラップを行った場合、どこの新聞社の記事なのか、また記事が発行された日時を分かるようにするため、コピー用紙に貼り付けた新聞記事の下に手書きで新聞社と日時を記録することが多いということです。

この不自然な消去痕は、それを隠すために行われた工作の痕なのではないかということでした。

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これらのことから、JRの知人はこのような見解を導きました。

「総務か労働組合で切り抜き、資料として保管していた物にアクセスできる人間がこの資料をコピーし、バレたらまずい部分を消して更にコピーした孫コピーを作成してこちらに送り付けたのではないか?」

「消印が東京の郵便局になっているあたり、どこかの労働組合の人間がこれを作成し、組合活動で東京へ行った時にでもあちこち回って投函してきたのだろう。いかにも陰湿な人間がやりそうなことだ。」

これはかなり確度の高いシナリオだと思います。会社なり組合事務所の備品で手紙を作成し、会社のお金や組合費で買った切手を貼り、組合費で出してもらった交通費で東京へ行った時に出せば本人の懐は一切痛みませんからね。ましてや、当人が東京勤務であればいつでも実行出来ます。

さすが現役鉄道会社の人間であり、その洞察力には驚きました。これを送った張本人と話が出来るなら、どこまで正解だったか聞かせて頂きたいくらいです。


別に今更誰がやったか分かったところで、その人をどうしたいなどという願望は一切ありません。

むしろご本人がそれで気が晴れたのでしたら、私はストレス発散の捌け口という形で、他の誰かに対して貢献することができて良かったとさえ思います。


ですが、本気で人を陥れる際は気を付けた方がいいと思います。

私達のような素人でもたった1枚の手紙からこれだけの情報が取れてしまうのです。

これが事件になって警察が動くようなことがあったとすれば、差出人はあっという間に足がつきますよ。もし手紙の中に白い粉でも入っていれば、間違いなく警察が動いたことでしょう。

そして、この行為を会社や労働組合の許可なく行ない、手紙作成の封筒や用紙、切手などを備品から調達したのだとすれば、この手紙の作成者も会社や労働組合に対して窃盗行為を働いたことになります。

もっとも、会社や労働組合の指示のもとで行われた行為であれば窃盗ではありませんが、個人的にはそちらが事実だった方が恐ろしいです。


このブログを会社や労働組合の管理者の人が見ていたら、もしかしたら切手の絵柄や新聞記事のコピーの配置だけでどこの備品・資料を使ったのかさえ分かってしまうかもしれません。82円切手ではなく80円と2円を今でも組み合わせているあたり、過去に相当な量の切手をストックして保管している場所なのかもしれません、

差出人が東京勤務の一社員ではなく、組合費で東京へ出向いて投函したものだとすれば、この消印のある2018年2月10日前後に、東京で何らかの組合活動があったのかどうかを調べられれば、どこの組合の人間がやったのかも立証されてしまうことになります。


それらの事実が表面化したら、容疑者は非常に限定されます。

あなたも私と同じ経験をして、昨日まで仲間だったはずの人間に散々潰された挙げ句、告発されてこちら側の人間になってしまう可能性もあるのです。


いまあなたが高尚な仕事に就いておられるなら、そのようなリスクのある行為は控えられた方がいいと思います。

私はあなたが人生を掛けてまで潰す価値のある相手でしょうか?

多分ご自身の人生を掛けるなら、世の中にはもっと価値のある行動が存在するはずです。


私は自身の経験から、自分のやった行動はどのような形であれ、必ず跳ね返ってくることを身をもって学びました。

この手紙もその結果の一つだと受け入れておりますが、差出人のあなたが行った行為が、今度はあなた自身に跳ね返っていかないことを祈るばかりです。

このブログには、そういった少しの衝動的行動から人生を暗転させてしまう人が、一人でも事前に踏み留まってくれたらという思いも込めています。


最近会社の社員さんからのコメントも多いのですが、私はあなた方を悪く言うためにこのブログを書いているのではありません。

会社の人間にこのようなことをされ、私の住む地域の人々に私の過去を晒されてしまった。

だから、自らこの過去を公にして、それを受け入れてくれた人とだけ人間関係を築かなければならない環境になってしまったのです。

そのためには、これから知り合う人には事件の背景を知った上で私という人間と人間関係を持つべきか判断して頂かなければなりません。

ですから自身が経験し、その目で見て、肌で感じてきたことを、時系列で書き始めたに過ぎません。


今後も言葉遣いには気を付けますが、読んで不快に思われる社員さんはどうか目を背けて、このブログページを閉じて頂けたらと思います。